こんにちは。ヨガ心理学講師SATORUです。
この記事の筆者は
AIではありません。人間が書いてます。
今日は特に大事な話をします。
何年も前からお話ししていたことですが、うちの受講生や修了者さんが1番心に残っている話としてよく上がるのが今日の話です。
結論を言うと「子供はあなたの自己肯定感の道具ではない」という話です。
自己肯定感とは
まず自己肯定感とは何かというと、いろんな角度で僕は説明をしてきましたが、ここではあまり頭を使いたくないので、単純に、
「自分を肯定すること=自分はそれでOKだと感じること」
と考えてください。
ただ単に生きているだけでは、自己肯定感を感じられない人っていうのは一定数おられます。
自己肯定感が低いというのは、自分のことをこれでOKだと感じられない人だと捉えればここではわかりやすいと思います。
自分は何のために存在するのか!?
私を必要としてくれてる人はいるのか!?
という思考に駆られている人をよく見かけます。
そんな人が、子供を持てば自己肯定感の低さは薄れることがあります。なぜなら、子供には私が必要だ、私がしっかりしなくてはいけない。と強く感じられるからです。
それは良い事ではあります。子供のために一生懸命に生きて強い母となるのだから。
俗に言う【子煩悩】というのがそれに当たるかもしれません。
間違っても、子煩悩=ダメと言ってるわけではないです。自分の人生をさしおいて、自分の幸せなんかよりも、大事な子供のために人生を捧げて生きていく、これはまっとうなことだし、むしろ美しいくらいの母の愛だと思います。
子煩悩に警告
しかし、この子煩悩というのは100%良いことだと思い込んでる人たちに警告としてお伝えしたいことがあります。
シンプルに方程式のように表記すると、自分1人では生きていくのに自己肯定感を感じられなかった人生だった、そこに自分の子供が生まれたことで、
「子供のために存在する私=自分にOKを出せる」
これで自己肯定感を成り立たせていたら、子供が自分の手から離れて自立していくことが怖くなります。(本人は無意識であることが多い。)
表面的には、「子供が自立して幸せになってほしい」と言いながらも、心のどこかで(子供が出て行ってしまっては、手を離れてしまっては、私の存在意義がなくなってしまうのが怖い)という価値観があると、不思議なことに子供は自立しない子になります。
よく、不登校の子供のカウンセリングを依頼した時は「お母さんもカウンセリングを受けることを条件」でカウンセリングを受けてくれる心理カウンセラー(メンタルクリニック)が多いのはこのことからです。
「子供のために存在する私=自分にOKを出せる」
という心の状態は、お母さん本人が自分と向き合って自覚しているか否か、或いは今後、向き合っていけるかが重要になってきます。
解決方法
解決策を紹介すると、お母さん自身が自己肯定感を高めれば良いです。そうなれば子供が離れていくことがそこまで怖くはなくなり、子供も自立を始めるというわけです。(これは極端な例ですが、わかりやすくするためにシンプルに説明しました。)
自己肯定感の高め方は、日本ヨガ心理学協会では「ヨガをして体を整えながら、心理学を学ぶこと」と定めています。ちなみに、学び続けることが大事なので、良き仲間と出会い人生を楽しみながら学びましょう!これも協会のコンセプトです。
子煩悩ということ自体は何も悪いことではないです。自分の人生よりも子供のことを考えている。それ自体は素晴らしい母の愛です。ただ常に「子供は自己肯定感の道具ではない」ということを心の片隅に置いておいてもらえば、人生の要所で大切なことを見失わずに済むかもしれないので、ここに記しておきました。
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