こんにちは。SATORUです。
僕はスタジオを経営していて、少々はビジネス的な知識もあるので、ヨガの先生から今後の方向性について、よく質問&相談を受けます。その時によくお話に上がるのが今日のテーマです。
あなたは
『ブルーオーシャン・レッドオーシャン』
という言葉を聞いた事ありますか?
ブルーオーシャン(青い海):まだまだ誰も参入してなくて、競合がいない市場
レッドオーシャン(赤い海):もう競合で溢れている市場
きっと、プランクトンの数によって海の色が変わるから、ビジネス的な競合相手の数に例えてこの名前がついてるんだと思います。ここまで難しくはないですよね?ここでよくある話として、「ブルーオーシャンですよね!?チャンスだと思うんです!」という思考です。
半分正解だし、半分間違ってます。具体的に言うとそうだなぁ・・・少し前なら僕は本当によく「メンズヨガ」を勧められました。そして、「私もメンズヨガ」はブルーオーシャンなのでやりたいです。と言ってる先生も何人も見てきました。※確認ですが、メンズヨガが良いとか悪いとか言っておりません。
もちろん間違いではないでしょう。メンズでヨガをやりたいけど、通いやすいスタジオがないと困ってる男性はおられます。もしメンズヨガ専門でスタジオを始めたら、ブルーオーシャンだから成功するかもしれません。
しかし、ここで見落としてはいけないことがあります。これを見落とすと、あとでとんでもなく辛くなり、そして自己嫌悪に陥り、「もうヨガが好きじゃない・・・」なんてくらいに落ち込むことがあります。大事なこと。それは
「あなたはそのメンズヨガを心から好きですか?雨の日も雪の日も、テンションが低い日も、メンズヨガをやり続けるくらい好きですか?」ということです。今、たまたまメンズヨガで例に出しましたが、他のヨガでも同じです。以下、〇〇ヨガとしましょうか。
それに気づかず、「〇〇ヨガが、ブルーオーシャンだ!」とスタートさせて、順調な時は良いでしょう。しかし、すこしでもその人気に陰りがでたり、また、その仕事量が増えて体調も崩れた時に、一気にそれが辛くなります。
テンション下がった時に、自分の好きでもないことは出来ないですよ。その時に、「私の選んだ〇〇ヨガは私に合ってなかったのか」と気づけばまだ良いです。
しかし、一定数の先生は、「『私』が駄目なんだ。。。大好きなヨガがもう辛い」となるんです。これは自己否定です。繰り返しますが、そういう先生を何人か見てきたんです。このケースは、ヨガの方向性をビジネスマンやマーケッターに相談したときにも起こりやすいです。
※またまた確認ですが、僕はビジネスマンやマーケッターを否定しません。むしろ彼らをリスペクトしています。
彼らは、何も間違ってません。チャンスな情報をくれるでしょう。(優秀な人ならね。)
しかし、そこで本人であるヨガの先生が大切なものを見失って、「は!〇〇ヨガはブルーオーシャンだ!私やります!」となると結果、上記の例のように、途中で挫折して誰も幸せにできないでしょう。絶対とは言いませんが。
大事なことなので、要点をまとめます。
ブルーオーシャン(青い海):まだまだ誰も参入してなくて、競合がいない市場
レッドオーシャン(赤い海):もう競合で溢れている市場
どちらも、基本的には良いも悪いもありません。
選ぶのは本人です。
レッドオーシャンだろうが、本人がずっと続けたいことならそちらが正解でしょう。
あなたがヨガにおいて大事にしているものはなんですか?それはブルーかレッドかなんかよりもっと大切ですよ。
この辺のお話もリアルでお会いしてできたら良いですね。
今日はこれでおしまい。
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