「あなたにとってヨガとは何ですか?」
あなたはどう答えますか?その答えによって、その先生がどのステージにいるか大体わかります。
この質問はヨガ未経験者にヨガを説明するのとは違って、先生同士でシェアすることを想定してます。この記事を読んでくれてる人は先生が多いと思うので、(あるいは先生になりたいと思ってる方)聞いてます。実際、先生どうしの集まりで本気トークになったらこの質問はよく出ますよね?
どんな答えでも自由だけど、「癒やされます〜」「競わないから好きです〜」なんて答えると他の先生から『薄っぺらいなぁ』なんて思われますよ。
さて、ヨガとは何でしょう?10人先生がいたら10通りの答えがあって良いと思います。さっきは『薄っぺら』なんて言いましたが、それがその人の答えなら、それでも良いとも思います。(ちなみに、歴史とか起源などを聞いてるわけではありません。)
先日、ヨガ心理学実践講座にて受講者さんらとディスカッションしていましたが、その時の様子をお話します。受講者さんらいわく、心理学を学べば学ぶほど、『ヨガだなぁ』と感じるようです。
僕がお伝えしている心理学は、シンプルに言うなら、<自分の内側から湧き上がる心の声を聞くこと。そしてそれを他者に提供できること>です。
これは、絶対に人と人にしか出来ないことです。そしてそれをお伝えして実践トレーニングをした時に受講者さんらが言ったこと。
「これがヨガです」
この言葉を聞いたときは、本当に僕は嬉しかった。なぜならそれは僕自身もずっと感じながらヨガと心理学を実践してきたからです。受講者さんたちにとっても、ずっと求めていたものがここにあったということでしょう。
<自分の内側から湧き上がる心の声を聞くこと。そしてそれを他者に提供できること>
そのためには、知識も必要ですし、トレーニングが必要です。すごく時間がかかるし最初は難しいですが、そのトレーニングこそがヨガだと僕も思います。
最後に他所では言えない正直な気持ちですが、これをやらずに何がヨガだと思ってるくらいです。立場上、「ヨガと心理学をコンセプトにしている理由」を聞かれることがあります。でも最近は逆に聞きたい。心のことを学ばずして、「ヨガとは身体と心・・・」とか言ってて、何の心のことを知ってるんだろうか?と不思議に思うくらいです。
これは自分のブログでしか言えないことです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
P.S.
最近すこしずつ、昔の僕と同じような志の受講者さんたちが出てきて本当にヨガ心理学をやっててよかったと思ってます。
※すこし過激な発言もあるかもしれませんが、学びの意識を刺激するためです。