ヨガ

第三の目(サードアイ)の正体は松果体であった。

第三の目(サードアイ)

 

あなたは第三の目(サードアイ)があると言われたら信じますか?

 

この記事は「身体だけでなく、心にも響くヨガが好きなのだが、怪しい話は苦手だ・・・でも理解はしたい。」そういう思いから僕が調べ出したことをまとめています。

第三の目と聞けば、神秘的な話とも取れますし怪しいとも取れますよね。

僕自身はヨガティーチャーでありヨガ心理学講師ですが、だからといってスピリチュアルなことをなんでも信じるわけでもありませんし、東洋思想が全て正しいとも考えていません。

怪しい話が苦手な方も、僕と同じような感覚だと思うので抵抗なく読めるし、身体と心の関係やヨガや瞑想に関する学びにもなるでしょう。

 

以前の僕はこの「第三の目」は根も葉もないおとぎ話のように思っていました。しかしこれが科学的、解剖学的にも証明される裏付けがあったと知ったらあなたはどう思いますか?

 

SATORU
僕のプロフィールは下段にあります。

 

アージュニャーチャクラ

インドの伝統的なヨガでは眉間の辺りに第三の目があるといわれています。人間の体の中央にチャクラといわれる、エネルギーが集まる場所があると言われていて、その6番目のチャクラが眉間にありそれをアージュニャーチャクラといいます。

英語で言うと「サードアイ」第三の目です。

 

このアージュニャーチャクラを研ぎ澄ませれば、直感力が働くと言われています。この話を何の抵抗も無く受け入れられる人は少ないのではないでしょうか?素敵な話なのかもしれませんが、やはり信じられない人がほとんどでしょう。

 

松果体

では、少し解剖学的(科学的)な話をします。あなたは松果体を何かご存じでしょうか?

松果体とは脳の中心部に位置する、長さ5~8mm、幅3~5mmの卵形の器官です。その形が「松ぼっくり」に似ていることから松果体と名付けられました。

松果体の主な機能や役割としては

  • メラトニンという睡眠物質
  • セロトニンという神経伝達物質

の分泌があります。

■メラトニンとは、睡眠を促進するホルモンであり又、強い抗酸化力も持っている。(アンチエイジング効果)

■セロトニンとは、心と体を安定させ、幸福感を感じるための物質。幸せホルモンと呼ばれる。

これらを分泌する役割がある松果体はこの時点で小さいながらも、人間にとってかなり大事な器官であると言えるのですが、ここまで大事な器官であることがわかったのは近年のことです。

しかしながら実は、松果体の真の機能は謎であり分からないことだらけなのです。松果体は脳内の奥深くにありながら、光を感じる器官でもあるのです。

SATORU
脳の奥にあるのに、目と同じように光を感じるための細胞があります。不思議じゃないですか?

 

目のない魚

メキシコには目が無い魚が生息しています。その魚は全く何も見ていないのかというとそうではなく光の差す方向が分かるんです。

目が無いのに一体どうやって光を感じることができるのか?それが松果体です。

魚の例を出しましたが、人間に限らず脊椎動物の松果体は光受容能(という光を感じる機能 )を持っていることが分かっています。人間も目だけではなく、松果体から光を感じ取っているというのは理論的には筋が通る話です。

瞑想をして、「光を感じた」などという神秘体験を聞いたことがある人はおられると思いますが、眼を閉じながらに光を感じるというのは松果体の働きと考えることもできます。

 

哲学者デカルト

ちなみに「我思うゆえに我あり」という言葉を残したことで有名な哲学者のデカルトは、実態二元論を唱えた人でありました。

実体二元論とは簡単にいうと、

  • 身体

は独立して別々に存在するという考え方です。

その身体と心を結びつけているのがこの松果体であるとデカルトは考えていました。松果体を「精神の座」つまり魂のありかだとして研究を続けていました。

 

DMT

又、松果体はDMTを生成します。DMTとは自然界にも存在する幻覚を見る作用がある成分です。特に心臓が止まった時に濃度が高まることから、臨死体験・幽体離脱体験などを引き起こすのではないかと考えられています。

SATORU
人は死の直前には幸福感に包まれるという説もあります。

 

 

松果体の石灰化

しかし残念なことにこの松果体は現代人はフルに機能はしていません。

松果体は7歳頃までは活発に機能していますが、青年期になると減退しほぼ石灰化してしまい、文字通り石になります。

ではなぜ石灰化するのでしょうか?原因としてまずフッ素が挙げられています。

フッ素は私たちの身の回りでは

・歯磨き粉
・水道水
・殺虫剤、農薬
・フライパンのテフロン加工

などに含まれています。テフロン加工のフライパンはサラサラで気持ち良いのですが、使用しているとどんどんこびり付くようになりますよね。

それは食事と一緒に私たちの体の中に入っていってるんでしょうね。

松果体を石灰化させる原因としては、フッ素だけではなく、食品添加物や、スマホやパソコンなど目に入るブルーライトも指摘されています。

 

松果体の活性化

石灰化してしまった松果体はもう諦めるしかないのか?いえそんなことはなく、活性化させる方法はあります。

松果体を活性化させることによって、隠れた能力を覚醒させることができると考えられています。

・自然な生活
・食品添加物を摂らない
・ケイ素(シリカ)を摂る
・電磁波を避ける
・太陽の光を浴びる
・瞑想
・ヨガ

 

第三の目の正体は松果体

いかがでしたか?物理的に見ても非常に大事な内分泌器である松果体ですが、まだまだ謎が多い器官です。

人間には本来もっと神秘的な能力があるのだが、松果体の石灰化でそれが衰えていると考える人もいます。

覚醒させる方法としてヨガがあがっていましたが、ヨガをして自分も気づかなかった感情にも気づき、そして人生が変わったという人は僕を含めて多いはず。それは松果体が関係しているのかもしれませんね。

その表現を変えると、第三の目(サードアイ)が開いたとも取れるのかもしれません。ヨガの学びが少しでも深まっていれば嬉しいです。

 

ヨガ心理学

  • この記事を書いた人

SATORU

ヨガ心理学講師 ヨガ&瞑想リトリートセンターHuman BeING Hakushu 代表 / スタジオ-YOGATERIOR 代表 / アジア最大級のヨガイベント「ヨガフェスタ横浜」講師 / IHTA協会(YMCヨガスタジオ)ヨガ心理学外部講師担当 / 全国各地でワークショップ・講座を開催中 / ヨガインストラクター育成講師 / 心理カウンセラー / ヨガ×心理学ヨガリボーン考案者 / 美姿勢ヨガライフ考案者 / 著書(電子書籍):生徒の心に響く「ヨガ誘導の言葉」/ ヨガ全国誌『Yogini』ヨガ心理学エッセイ連載 ・ 同誌にて自己肯定感が高まるヨガ監修 / YouTubeチャンネル登録者数7550人(2023年9月現在)/Voicyパーソナリティ・「自己肯定感が高まるヨガ心理学ラジオ」 1975.2京都生まれ 現在山梨県北杜市白州町に在住

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