交流分析とは
ヨガ心理学講師で心理カウンセラーSATORUです。
この記事では、心理学の基礎である「交流分析-エゴグラム」をご紹介します。読むことで自分の心の状態を客観視することで、自分を知ることが出来ます。
自分を知ることで、他人との違いを知り、そして他者とのコミュニケーションが円滑に進みます。
人間の問題は人間関係が主と言われているので、この「交流分析-エゴグラム」を学びコミュニケーションが円滑に進む事で、今のお悩みや・問題の解決に役に立つことでしょう。
これを学ぶことで、かなり楽に生きれるようになりました。今でも何度も振り返り学んでいますが、学べば学ぶほど、奥が深いことがわかります。一緒に少しずつ学んで、自分のペースで成長していきませんか?
こんな方におすすめ
- 他者とのコミュニケーションが上手くいかない。
- 人の目が気になる。
- 嫌われるのが怖い。
- 人間関係にストレスを感じている。
- 自己否定が強く、苦しい。
交流分析の創始者
創始者:1950年代 エリック・バーン (アメリカの精神科医)
交流分析の目的
目的:健やかな人間関係の形成。
交流分析の交流とはコミュニケーションを意味します。人の問題やストレスの多くは、うまくいかない対人関係のコニュニケーションが原因であることが多いです。そのため、問題解決やストレス解消のためには健やかな人間関係が重要な事となります。
交流分析では人の心をシンプルに捉えることで自分を知り、自分を受け入れる。他人を知り、他人を受け入れることができると思います。
4つの基本理論
交流分析は主に下記の4つの理論からなる。
この記事では、1.構造分析をご紹介します。
「分析」ってなんか難しく聞こえるけど、面白いですよ。
構造分析-エゴグラム
人の心をシンプルな構造に捉えるために、エゴグラム(テスト)を使用します。
「心」には3つの自我が存在します。その3つのバランスを自我状態といます。簡単に言うと、あなたの心の中には3タイプのあなたがいます。3タイプそれぞれのバランス状態のことを、「自我状態」といいます。
この「自我状態」自分の中の3タイプのバランスの状態を知ることで気づきを得ます。そしてその気づきがあなたに変化をもたらします。
「自我状態」って言葉が堅苦しいですかね?「3人の自分」が居るってことです。
エゴグラムシート
エゴ:(自我) グラム:(図表)と言う意味です。自我(3人の自分)を図に目に見える形に数値化できると言うわけです。
これは心理テストのような形で、50問前後の質問に◯×△で直感的に答えていきます。ちなみに遊びの心理テストではなく、本物の心理テストです。
その問題は著作権の関係もありここには載せません。そしてあと一つの問題は、「分析」って、やりっぱなしだと、私はこんな「タイプの人間」だ!って決めつてしまう人がいると思うんです。
勘違いを起こして欲しくなくて、できれば僕の講座のなかでそのテストを行なって欲しいから、ここには掲載しません。
僕がこの構造分析を皆さんにご紹介したのは、分析して自分の中に気づきを得て欲しいからです。
3人の自分がいる。
さて、自分の中には大きく分けて3人います。
1.親 2.大人 3.子供 の3人です。
「P」「A」「C」で表します。
自我状態 | 英語 | 意味 | 特徴 |
P | Parent | 親の自分 | 責任感がある・反面、批判的・権威的・口うるさい |
A | Adult | 大人の自分 | 論理的・理性的・冷静、反面、冷たい |
C | Child | 子供の自分 | 子どの時代の経験・考え方。自由、反面、人に合わせられない。 |
誰の中にも必ず、これらの3つの自我状態があります。そのバランスが人によって、違います。
また、P-親の自分にはさらに2タイプに分かれます。 C-子供の自分も2種類に分かれます。と言うことで合計5種類に自分の自我状態を分けることができます。
5人のあなたが自分の中にいます。
親:厳しい親・優しい親
大人
子供:自由な子供・従順な子供
合計5人。
これらをグラフにまとめます。
先ほどお伝えした50問の質問により、それを数値化して、最終的に5人の自分をグラフにまとめます。
ここで重要なのは、他者と自分が違のを知ることです。本当に大きく差が出ます。そして、もっと重要なことは、どのグラフ(エゴグラム)も良いもの悪いも全くありません。
グループ(3-4名)で講座を開いていれば、他人とその情報をシェアしていきます。その際、僕も少し質問をしていきます。そのグループでの出来事、それが「気づき」につながります。
もし可能なら、過去に怒った問題もそのグラフ(エゴグラム)と照らし合わせてみます。そうすると、自分のどの自我状態からその問題に巻き込まれていたのかも知ることができます。そして、あなたの問題解決のヒントにもなります。
実はここからが面白いんですが、それは出し惜しみでもなんでもなく、文面でお伝えできることではありません。それが僕がいつも言っている、
「心理学は体験するもの」
だと言うことです。学びたい方は講座をおすすめします。手前味噌ですが、めちゃクチャ面白いですよ。
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