ヨガ

ヨガ呼吸の誘導の言葉 | 初心者向けレッスンで実践できるポイント。

こんな悩みを持つ先生が多い

・レッスンで呼吸誘導しても生徒さんが集中してくれない

・そもそも呼吸誘導で長い時間、間が持たない

・そもそも呼吸誘導したこともない

 

SATORU
日本ヨガ心理学協会代表理事 SATORUです。現役でヨガティーチャーをやっております。 実践で得てきたノウハウを端的にここに記します。

 

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呼吸誘導(インストラクション)の大切さ

ヨガのレッスンにおいて呼吸が大事なことは、いうまでもないです。

アーサナがただの体操か、動く瞑想のような感覚になれるのか。同様に、ヨガの呼吸も「ヨガの時間」となるのか、ただの退屈な時間になるのかは、「誘導の言葉(腕)次第」です。

(※誘導とインストラクションはこの場合ほぼ同じ意味)

 

実践テクニック

以下、実践している言葉やフレーズを記します。

呼吸に限らず、ヨガは必ず「実践している人」に学びましょう。うんちくだけ語るつもりはありませんので、動画も貼り付けておきます。

・呼吸の音はどんな音がするでしょうか?

・どの五感で呼吸を感じられるでしょうか?

・呼吸が胸を開きます

・呼吸が喉を通る感覚

・呼吸するたびに動く、肋骨の感覚。それを感じられる手のひらの感覚

・頭の中に余計なことが浮かんでも、もう放っておけば良いです

etc...動画を参照してください。

 

 

ポイント

五感に意識を向ける誘導とする。

人間はストレスが溜まっている状態や、自律神経が乱れている時は、「五感が鈍っている」というのはご存知でしょうか?

その逆で、五感に敏感に意識を向ければ、自然と心も静かになります。つまりは、五感を研ぎ澄ますことと、心は関係しているということです。

五感とは「視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚」です。

それらを感じてください、と丸投げの言葉を発するのではなく、ヨガインストラクターであれば、生徒が自然と五感に意識が向くようなレッスンを目指しましょう。

 

こちらも参考に

 

 

よくある失敗例

よくある失敗例ですが、これ知らないと一生直りません。そんな先生たちをたくさん見ています。

リズムがバラバラ

当たり前ですが、吸う呼吸と吐く呼吸が基本的には同じリズムでないと気持ち悪いですよね?

1回目:吸う息が5秒で、吐く息が6秒

2回目:吸う息が7秒で、吐く息が5秒

3回目:吸う息が6秒で、吐く息が7秒

4回目:吸う息が5秒で、吐く息が6秒

 

これで続いていけば、誰でも気持ち悪さに気づきます。

しかし、これをやっているヨガの先生の多いこと。その理由も抑えております。

「余計な説明をたくさん入れている。」

からです。これをワークショップで説明すると

「でもちゃんと必要なことを教えているんです!」などとと口答えをしてくる先生がいますが。笑

必要なことでも、リズムが崩れていたらダメなんです。

絶対にリズムを崩さない言葉で誘導します。どうしても必要なことがあればカウントを一旦やめて解説する。そしてカウントをまた始める。

それだけリズムが大切なのです。

 

練習方法

自分でカウントしながら話せるようになりましょう。これは正直何年もやっている僕も難しいです。

いつもの決まり文句であれば、もう間違えませんが、イレギュラーな言葉を入れるとリズムを崩す時は僕にもあります。

それくらい難しいものだと認識して、少しずつ練習してください。やっていくと上手くなります。知らないと、一生うまくなりません。

 

 

複雑な呼吸法

呼吸法は様々ありますが、複雑な呼吸法ってハイレベルに見えますね。

ただ、ヨガのアーサナと同じで、形よりも、「どんな気持ちで行うか」が大事です。

 

改善方法

呼吸の方法はあくまで「形」です。基本は一定時間、心地よく深く呼吸をしていること。それが一番大事です。

 

 

棒読み

呼吸だけに収まる話ではありませんが、棒読みの先生も多いです。

例え正しいことを言っていたとしても、これでは呼吸に集中できません。

なぜ棒読みかというと、それも当協会では抑えております。

ヨガは心が大事といいながら、アーサナや呼吸を物理的な運動のように捉えているからです。誘導の声についての知識も大事です。

 

練習方法

これは、ヨガに対する価値観から変えていく必要があります。いわゆるマインドセットですね。

先生がどんなマインドでヨガをやっているのかは、インストラクションや誘導を聴けば透けて見えることが少なくありません。

僕自身はヨガ×心理学のオリジナルメソッドでヨガ誘導の言葉を作っていますが、

「ヨガをしている時は、生徒さんは自分でも気づかない自分の心と向き合っている瞬間かもしれない」

ということを指導しています。

それを腹に落とせば、棒読みで誘導などしなくなります。

そして心と身体のつながりの知識を持つと意識から変わって、棒読みなどできなるなる可能性もあります。

参考

 

妙な抑揚

文字ではお伝えしにくいのですが、妙な抑揚がついてる先生も多いです。

これも多くの先生を見てきて、原因を抑えております。

「何者かに見せるために、自分にフィルターを通して話してしまっている」のが圧倒的に多いです。

 

練習方法

これもマインドセットからなのですが、抑揚を無くすのは実は簡単ではないです。

出し惜しみではなく、これは一人一人みていかないと指導できません。

が、よくある気づきとして「生徒さんに優しくしてあげよう」というマインドが強い先生に多いです。

必要以上に優しくしてあげようと思わないことが、改善のヒントです。

 

 

呼吸のオリジナルメソッド

ヨガ誘導の言葉に関しては専門にしています。

呼吸法のメソッドというより、呼吸の誘導のメソッドです。呼吸法自体は、胸式呼吸や腹式呼吸で十分だと考えています。

実はヨガ×心理学のメソッドですので、ご興味ある方は他の記事も読み進めてください。

 

シャバーサナの誘導の言葉

 

 

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  • この記事を書いた人

SATORU

ヨガ心理学講師 / 日本ヨガ心理学協会代表理事 / ヨガ&瞑想リトリートセンターHuman BeING Hakushu 代表 / スタジオ-YOGATERIOR 代表 / アジア最大級のヨガイベント「ヨガフェスタ横浜」講師 / IHTA協会(YMCヨガスタジオ)ヨガ心理学外部講師担当 / 全国各地でワークショップ・講座を開催中 / ヨガインストラクター養成講師 / 心理カウンセラー / ヨガ×心理学ヨガリボーン考案者 / 美姿勢ヨガライフ考案者 / 著書(電子書籍):生徒の心に響く「ヨガ誘導の言葉」/ ヨガ全国誌『Yogini』ヨガ心理学エッセイ連載 ・ 同誌にて自己肯定感が高まるヨガ監修 / YouTubeチャンネル登録者数8300人(2025年8月現在)/Voicyパーソナリティ・「自己肯定感が高まるヨガ心理学ラジオ」 1975.2京都生まれ 現在山梨県北杜市白州町に在住

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