身体アプローチの心理学講師SATORUです。
アダルトチルドレンのピエロ(クラウン)について、実際の講座でしかお話ししていなかったことを公開します。
本やAIからでは得られないことを話していますので、最後まで本で見てください。
アダルトチルドレンのピエロ(道化師)とは

アダルトチルドレンの「ピエロ(道化師)」とは、機能不全家族の中で、張り詰めた空気や不仲を和らげるために「おどけ役」を担ってきた存在です。アダルトチルドレンの「役割」と言います。自分の悲しみや孤独を笑顔の下に隠し、場を盛り上げることで家族の崩壊を防ごうとする、必死の生存戦略(サバイバル戦略)でもあります。
しかし、成長してもなおこの役割を演じ続けていると、自分の本当の感情を見失い、他者と深い関係を築くことが困難になってしまうという側面を持っています。
その他の役割
よく言われる「一般的な克服方法」とその限界

□感情の言語化(ジャーナリング)
自分の本当の気持ちをノートに書き出し、客観的に把握する。
□アファメーション
「ありのままの自分に価値がある」といった言葉を自分にかける
□小さな成功体験を褒める
「今日は自分の意見を一つ言えた」ことを褒める
など
上記のようなことが紹介されていることがほとんどです。。
それらは決して間違いではないです。
しかしながら、そんなことで克服できるのなら、誰も苦しんでいません。
ピエロが克服できない「厄介な理由」

周りの雰囲気を明るくするために笑っている。
この行動は、基本的には良いことです。
大人として、人として、周囲の人の雰囲気を気にするのは良いことです。
だからこそ厄介なのです。
本当は苦しくても笑ってしまう。
この「本当は苦しい」ということが問題です。
“本当は辛いなら、笑わなくて良いんだよ”
こう言われて、すぐに「はい、笑うのはやめます」
なんて言えるでしょうか?
言えたら苦労はありません。
苦しいのにやめられないのには理由があります。
人はメリットのあるものを離さない。

何事においてもですが、デメリットだけのものを人は手放さないなんてありません。
例えば、車やスマホの維持費が高くても、なかなか手放せないですよね?
それは、圧倒的なメリット(利便性)があるからです。
どうように、手放せない行動パターンには
必ずメリットもあります。
そのメリットごと捨てる覚悟がないと、ピエロも克服できないというわけです。
メリットを捨てる方法は下段で話します。
\ アダルトチルドレンの知識を無料公開しています。 /
現場で見てきたピエロの特徴。

ポイント
・困った時はニコニコと笑う。
・シリアスな話を避けて、明るく振る舞う。
・良かれと思って、笑顔で人を幸せにしようとしている。
・当たり障りのない話を延々とする。
以上は当協会で見てきた受講生のパターンです。
これらを確実に「アダルトチルドレンのピエロだ!」などと
断定はできませんが、
どうであれ、これらの行動をやめたい人は少なくないでしょう。
ピエロを克服するのか、ピエロとして生きていくのか

先にも触れたが、基本的に人を和ませて笑顔にさせると言うのは良いことです。
その生き方や人格に対して外から「それはやめたほうがいい」「それがあなたの良いところだ」と判断するのはおかど違いでもあります。
ただこの記事では心理学の視点から解説します。
心理学的に幸せとはわかりやすく言うと「本人が自分を(自分の人生を)肯定していたら、幸せ」
逆に
「本人が自分を否定していたら不幸せ」と言うシンプルなものです。
つまり、この記事を読んで、自分はピエロではないかと思って、そしてその人生を続けていくのが幸せであれば続けていけば良い。
どこかで踏ん切りをつけてピエロを克服したいと思ったら、ぜひ克服する方法を読み進めてください。
関連
→自己肯定感を高めるには、「自分を認める」ではないことを学ぼう。
現場で生まれたピエロの克服方法

まずは、自分の人生を振り返り向き合う必要がある
人はメリットのあるものを放さないという理論の逆を実行する。
つまりは、ピエロ(笑っている)ことにはデメリットがあるということを経験することが有効です。
本当にピエロ(笑っている)でいることがメリットだらけだったでしょうか・・・。
\ メールマガジンで無料で学べます。 /
ピエロの笑顔は本当に人を幸せにしているのか

人生のいろいろな出来事を思い出してみてください。
・両親とのこと
・兄弟とのこと
・恋愛のこと
自分としてはそこで「笑う」というのが自然なことだったかもしれないですが、
本当にをそこで笑うというのが自分にとって良い選択でしたか?
笑うことが幸せというのは
案外と思い込みが多いはずである。
いつも笑っていると、君が悲しい時も辛い時も気づいてくれる人はいない。

実例ですが、
Dさんの例:
Dさんは小学校の頃に、両親が離婚しています。
本当は離婚してほしくなかったようですが、自分のことを心配してもらうのが気が引けて「笑って」いたようです。
両親は、<幸い、子供(Dさん)が何も気にしてなくてよかったよ・・・> と思われていました。
※子供がいて離婚することが悪いわけではないです。
よくあることといえばよくあることですね。
大人のDさんは、自分の感情や思いをいうのが苦手です。
苦手というより、何を感じているのかが分からないんです。
講座の中で、仲間と打ち解けあっていって
上記の小学生の頃のことを話してくれました。
実はDさんのこのエピソードは
講座の中でグループカウンセリングのような話に脱線した時に
お聞きしたんです。
大人になってからDさんは、恋愛関係で悩んでおられましたが、
いつも、パートナーが去っていく時に、笑って笑顔でお別れを言うそうです。
一度も止めたことがない。
本当は辛いけど、別れを切り出す方も辛いだろうから、「笑う」のだそうです。
仮説ではありますが、Dさんのその辛い時に「笑う」というのは、小学校の頃の両親が離婚された時の反応と同じと考えられます。
(あくまで決めるのはご本人ですが)
その生き方自体は何も、100%ダメだと言うことはありません。
そんな辛い時にも相手のことを考えて、感情を押し殺して
「笑う」なんてある意味では、素敵な人です。
欲しいものは欲しいと言わないと伝わらない。

しかし、しかしです。
Dさんは一度でも、
「本当は別れたくない。」といえば、まだ続いた恋愛もあったかもしれません。
Dさんは傷つくのが怖かったそうです。それは誰もが持つ感情ですが、
好きだと言っても、結局は何も変わらないかもしれない。
ただ、
Dさん同様に、好きなのもは好きと言わないと、周りから見ていて、あなたがそれが好きだということは誰も知らないまま世の中は動いていきます。
好きなものは好き、欲しいものは欲しいと言うことで、相手が気持ちを変えてくれることは
たった1%の可能性だったかもしれない。
しかし、あなたが笑っていると、その1%もなくなってしまう。
あなたはこの先も本当にその人生で良いですか?
具体的な克服方法

まだまだ全体の1部分の抜粋ではありますが、アダルトチルドレンのピエロの状態がわかってきたでしょうか?
ではどのようにして克服できるだろうか。
この克服方法だけは正直、これをすれば確実に克服できるなどという事は世の中にないです。
格好をつけてこれで克服できると口で言ってる人はいるが、そんなことをできる人はいるわけがない。世界中どこにもいない。
当協会が実際に行なっていることを紹介します。
1番良いのはそういう人生経験を積むことです。
ピエロなんかでいるとろくなことがないと、経験することが大事です。
関連
→身体アプローチによる心理的自己再構築メソッド | YOGAREBORN®︎
→アダルトチルドレンの克服に有効な「心理カウンセリング」とは。
ちなみにこの経験こそが五感であり、身体アプローチの心理学と言っているところです。
経験=五感=身体
五感ごと感じるために有効な
1つの例は、心理カウンセリングスキルを学ぶことです。
誤解のないように言っておきたいのは、カウンセラーになれと言ってるわけではありません。
ピエロの克服に必要な要素がそのトレーニングに含まれているんです。
心理カウンセリングは非常に高いコミュニケーションスキルや知識が必要となります。
\ 現場で得た心の知識を公開しています。 /
心理カウンセリングスキルの一例

カウンセリングスキルの中で重要なことに
相手に共感するというものがあります。
共感というのは誤解されがちですが、相手に賛成するとか、合わせるとかいうものではありません。
共感とは簡単に言うと「相手が今どんな気持ちなのか」を知ることである。
アダルトチルドレンのピエロタイプの受講生に多いのが、このカウンセリングスキルを学んでいるときに
「良かれと思って笑う」ということが非常に多いです。
これは心理カウンセリング上大NGです。
コミュティーでの実例

ピエロであるT子さんの例
クライアント役:私の上司は仕事がとろくて、その皺寄せが部下である私にきてて、私がむしゃくしゃしている時に、アラレちゃんの歌をいつも口笛で吹いてるんです。(うんざりした顔で言っている)
カウンセラー役(T子さん):え?アラレちゃん?可愛いじゃないですか!?笑
T子さん本人は良かれと思って笑ってその場が明るくなればと思ってのことでしょう。
相談している人(クライアント)
ただ話した側からすると、「この人は、なぜ私の気持ちをわかってくらないんだろう」と感じることになります。
これでは共感はできていません。
そうなるとクライアントはもうそれ以上の本音を話してくれないです。
この場合のカウンセラーとしての正解は
「それは辛いですよね。」とクライアントが抱えているであろう感情を表現するかのような、表情になる。
ことです。
『絶対に笑ってはいけないところ』です。
講座の中のトレーニングとしての心理カウンセリングだとしても、気心が知れてくると、参加者さんは講座の中でかなりの深いレベルのことを打ち明けられるようになります。
深い重い話になる時もあります。
その時、ピエロは
・笑う
・無表情になる
・真剣なシリアスな話になるのを避ける
のです。
「この人にはもう話したくない」「話しても無駄だな」と思われるでしょう。
日常の暮らしでも同じこと

これは心理カウンセリングトレーニングですが、
きっと人生でも同じようなことが起こっているはずです。
理由は受講生たちからの声からわかっています。
笑わずに、相手の気持ちを受け止めるのが「怖い」んです。
笑って、場を和ますことはできてもそれ以上の人間関係は築けません。
これは少しずつでいいから、勇気を出して笑うのをやめて、相手が今どんな気持ちをわかって欲しいかを受け止める力を養っていくことをお勧めします。
心理カウンセリングスキルを学ぶことによって、ピエロなんかでいるとろくなことがないという人生経験がつめます。
今回はほんの一例として心理カウンセリングスキルを学ぶということを取り上げましたが、心のことを学んで、仲間を作っていくというライフスタイル全部がこういった効果があると当協会では考えています。
まとめ
今回は話が多岐に渡り、長くなったので概要をまとめます。
アダルトチルドレンのピエロは、何かにつけ「笑う」ことで
人生のさまざまなシーンを乗り越えてます。
笑うことは良いことばかりではないことを知り、
笑いで誤魔化す以外のことを体得できるトレーニングをお勧めします。
当協会では、アダルトチルドレンの講座のほかに、心理カウンセリングスキルの
トレーニング、論理思考の講座にピエロの克服の要素があります。
あなたはこの先、人生をどのように生きていきたいですか?
選ぶのはあなた自身です。

